






平素は、われわれの循環器疾患の臨床に格別のご理解とご協力を賜り、深く感謝申し上げます。さて、再狭窄というPCIのアキレス腱を駆逐するごとき勢いであったDrug Eluting Stent (DES) も数年前から大きく取り上げられるようになったLate thrombosis の合併症によって大きな見直しの時期にあります。また、COURAGE STUDY に示されるように、適切な薬物治療を行うことで、PCIと同様の予後改善効果が得られることが示され、DESでは予後改善効果がないという点からも、新たなPCI の方向性を示す必要性が出てきました。そのためには、責任病変の性状を明らかにして有用なPCI とは何かを考えることが重要です。いたずらに狭窄病変が冠動脈造影上認められるというだけの理由でインターベンションを行うことが、かえって不利益をもたらすと警鐘を鳴らすことは、今後の循環器診療の発展のために極めて重要であります。
IVUS、血管内視鏡、OCTなど、冠動脈内イメージングの知見の集積によりVulnerable plaque への理解が深まり、さらにMDCTの登場は、冠動脈造影の位置づけを変えるだけでなく、プラーク性状を検出できるまでに成熟しました。また、MRI
も飛躍的な進歩をみせ、心筋評価のほかに非侵襲的に冠動脈狭窄を検出できるまでになりました。
このような趣旨のもと、MDCT、MRI、RIといった非侵襲的および血管内視鏡、OCT、IVUSなど侵襲的冠動脈イメージング法を用いて画像診断、病態解析、適応する治療の妥当性を検討するフォーラムTrans
Catheter Imaging Forum (TCIF) を過去2回行ってまいりました。本会にはこれまで、多くの学会からご支援をいただき、理事、評議員の方々をはじめとして多くの先生方にご参加いただきました。
本年は第3回を迎え、冠動脈疾患の治療において、学際的、国際的にイメージングをブラッシュアップさせる研究会として、皆様の研鑽の場になるように努力してまいります。是非とも、ご参加、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
代表世話人
南都伸介(大阪大学医学部 教授)
栗林幸夫(慶応義塾大学医学部 教授)
平山篤志(日本大学医学部 教授)
顧問
児玉和久(大阪警察病院 名誉院長・尼崎中央病院 顧問)
斎藤 穎(日本大学医学部 教授)

御挨拶